ケモインフォマティクス討論会予稿集
第34回情報化学討論会 長崎
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口頭発表
理論及び実験を併用したPrilezhaev反応における溶媒効果に関する研究
*佐々木 康太隅本 倫徳堀 憲次
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p. O5

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抄録

反応に及ぼす溶媒効果は、実験や理論計算を用いて古くから研究が行われてきた。しかし、実験では溶媒の挙動を統計的にしか観測できず、分子論的な考察は難しいとされている。我々の研究室では、化学反応に及ばす溶媒の効果を評価することのできるQM/MC/FEP法を開発し、実際の系への適用を行い、実測値をよく再現することを明らかにしてきた。本研究では、Prilezhaev反応を扱い、実測した液相中における熱力学パラメータと理論計算により導かれた気相中における値を比較することにより、溶媒効果の分子論的な解析を行った。

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© 2011 日本化学会
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