ケモインフォマティクス討論会予稿集
第35回情報化学討論会 広島
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口頭発表
立体配座解析に基づくα-D-ガラクトースのNMR-2JCH予測式の開発
*松原 正陽後藤 仁志
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p. 1D1a

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抄録

糖鎖認識機構等の解明には、糖残基の水酸基による溶媒やタンパク質との水素結合ネットワーク構造を明らかにすることが鍵となる。水溶液中の糖の立体構造を予測するため、溶媒効果を考慮したab initio計算による立体配座解析を行い、それに基づいたNMR-2JCH経験式を開発、実験環境を再現した分子動力学法と組合せた解析を行った。その結果、高精度ab initio計算でも糖の構造予測は困難だが、経験式による手法は比較的良い結果を与えることがわかった。

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