ケモインフォマティクス討論会予稿集
第36回情報化学討論会 つくば
会議情報

ポスター発表
THF溶媒中の異なる置換基を有するグリニャール試薬の電離に関する理論的研究
*小北 要平隅本 倫徳吉本 信子堀 憲次
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. P10

詳細
抄録

マグネシウム負極を用いた二次電池は、資源、エネルギー密度などの点でメリットが大きく、リチウムイオン電池に代わるものとして期待されている。マグネシウム負極の作製に関してはグリニャール試薬を含むエーテル中で金属マグネシウムを析出させる方法が提唱されているが、詳細な機構は解明されていない。そこで本研究では量子化学計算と情報化学的手法により、金属マグネシウムを析出させるのに適したグリニャール試薬の解離機構の検討を行った。その目的で様々な側鎖を持つグリニャール試薬のTHF中のイオン伝導度を目的変数とし、マグネシウムの解離に影響すると考えられる性質を説明変数とするPLS回帰分析を行った。更に得られた相関式を構成する変数に注目してグリニャール試薬の解離機構を検討した。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top