ケモインフォマティクス討論会予稿集
第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
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ポスター発表
赤外スペクトルデータを用いた混合溶液における純物質の濃度予測モデル構築手法の開発
*柴山 翔二郎金子 弘昌船津 公人
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p. 96-99

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抄録
医薬品の製造プロセスでは、分光法を用いてオンラインでしかも非破壊検査によりにプロセスの状態を監視し管理する。スペクトルから混合溶液中の純物質の濃度を精度良く予測するためには多くのトレーニングデータから統計モデルを構築する必要があるがデータ取得のコストは高い。本研究では濃度予測の難しい分子間相互作用を持つ混合溶液のスペクトルに対して分子間相互作用によるスペクトルの変化分をモル分率の関数として表現することで少数のトレーニングデータからでも濃度予測を行う手法を開発した。分子間相互作用によるスペクトルの変化分は分子間相互作用に関する情報を持っており、予測後に確認することで混合溶液のスペクトルへの理解が深まることが期待される。
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