ケモインフォマティクス討論会予稿集
第39回ケモインフォマティクス討論会 浜松
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口頭発表
QMRDBを 応用した遷移状態データベース(TSDB)の構築Ⅲ
TSDBを利用した置換基法と関連するプログラム開発
*堀 憲次
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p. O2-

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抄録
我々は、PostgreSQLを用いた化学反応に関するデータベース(遷移状態データベース、TSDB)の構築と、Webブラウザを介して検索するシステムの開発を行っている。このDBは、先行して構築したQMRDBのデータを利用している。TSDBの結果を利用して反応解析を効率的に行うために、目的反応の遷移状態を類似反応のデータを用いて探索する方法、「置換基法」の開発も行った。この方法を適用するためには、目的化合物を合成する反応とTSDBに登録されている類似反応との間で、置換基の違いを特定することが必須となる。しかしながら、化学反応を専門としない化学者がこの違いを見出すことは、困難である場合が多い。本研究では、両者の違いを明示するプログラムを、Chemistry Development Kit (CDK)を用いて開発したので、その詳細と利用法、さらには現在開発中の理論計算のみを用いた合成経路設計システムについて述べる。
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