ケモインフォマティクス討論会予稿集
第39回ケモインフォマティクス討論会 浜松
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口頭発表
縮約グラフを利用した化学グラフ生成に関する研究
*宮尾 知幸金子 弘昌船津 公人
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p. O7-

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抄録
ビルディングブロックを組み合わせることで仮想的な化学構造を生成する試みは、コンピュータプログラムを利用することで頻繁に行われている。このような単純な試みであっても、組み合わせにより生成された構造群には重複構造が含まれることが多く、構造生成の非効率化につながる。仮に重複構造の発生を抑制した場合であっても、組み合わせ論的爆発に陥ることもあり、その際には、多様な構造を生成する等の生成構造数を削減する方策が必要となる。本研究では、リングと原子のフラグメントを木構造として組み上げた際に、重複構造が発生せず効率的に組み上げるアルゴリズムを提案する。また、構造を多様に生成するために、原子のフラグメントに基づくフレームワークに対して一つの構造を生成するアルゴリズムも提案する。簡単な構造生成のケーススタディを通して、提案した二種類のアルゴリズムを評価した。
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