主催: 日本化学会ケモインフォマティクス部会
会議名: ケモインフォマティクス討論会
回次: 41
開催地: 熊本
開催日: 2018/10/26 - 2018/10/27
p. 2C01-
液相有機反応の速度定数に関して、揺らぎ律速と反応律速の中間領域においては非平衡効果(動的溶媒効果)が支配的になる。そのため、この領域の化学反応速度の解釈は、理論・実験の両面でアプローチが難しく、未解決の課題となっている。本発表では、反応座標はballistic TST, 溶媒和座標はSmoluchowski型FPEで記述した二次元モデルを用いて、溶質-溶媒和カップリング指標を算出する。調和ポテンシャルに基づく定性的な数値と、溶媒和自由エネルギー計算から直接算出した数値との比較・考察を行う。