ケモインフォマティクス討論会予稿集
第41回ケモインフォマティクス討論会 熊本
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若手連携セッション
インビボ毒性試験データベースを用いたラット反復投与毒性のインシリコ予測
*竹下 潤一橘内 陽子佐々木 崇光吉成 浩一
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p. 2Y03-

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抄録

化学物質の毒性評価は、ラット等の実験動物を用いた毒性試験を利用して評価するのが通常である。しかし、動物実験にかかる期間・費用の問題に加え、動物愛護の観点からも多くの動物実験を実施することは困難な状況になりつつある。このような背景から、計算科学的な手法を用いたインシリコ毒性予測手法が注目されている。そして、遺伝毒性など毒性があり/なしの2値である毒性については、QSARの枠組みによる予測手法が整備されつつある。しかし、化学物質の一般毒性を評価する反復投与毒性(28日間以上連続投与する毒性試験)については、観察項目や毒性機序の多様さから、現時点では予測手法の開発は全く進んでいない。そこで、本研究ではリードアクロスの枠組みによる反復投与毒性の予測手法を、計算科学的な方法論で確立することを目指し、基礎検討を行った。

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