ケモインフォマティクス討論会予稿集
第43回ケモインフォマティクス討論会
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口頭発表
原始タンパク質における「5番目」のアミノ酸
仲吉 朝希加藤 紘一小柳津 良太野田 奈津子栗本 英治*小田 彰史
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p. 1A08-

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抄録
現在存在する生物の持つタンパク質は、約20種類のアミノ酸から構成されている。しかし生命の最初期のタンパク質は約20種類すべてを持っていたとは考えにくく、限られた種類のアミノ酸のみから作られていたと考えられることが多い。多くの場合Gly, Ala, Asp, Valの4つが原始タンパク質構成アミノ酸と考えられることが多いが、本研究では「5番目」のアミノ酸としてGluを加えた場合の影響について検討した。方法としては、これらアミノ酸をランダムに20残基並べたペプチドについてMDシミュレーションで立体構造を推定した。その結果ランダムペプチドが何らかの立体構造をとる傾向がGluを入れることで増強されることがわかった。
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