コンクリート工学
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工事記録
トンネル覆工コンクリートの耐久性向上に向けた施工技術の開発
坂口 伸也今田 一典原 秀利松下 博通
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2009 年 47 巻 6 号 p. 6_52-6_58

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抄録

通常のトンネル覆工コンクリートの施工方法では,締固め不足,コールドジョイント,背面の空洞,ひび割れの発生といった不具合が懸念される。このような背景から,我々は,従来より覆工コンクリートの耐久性向上に向けた理想的な施工方法について探求してきた。その集大成として,福岡201号烏尾トンネル新設1期,2期工事において,打込み・締固め・養生というコンクリートの一連の施工方法に対する技術を開発・活用するに至った。本稿では,これまで実施してきた各種実証実験と本工事で開発・活用した技術の概要について紹介する。

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© 2009 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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