コンクリート工学
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テクニカルレポート
補強盛土一体橋梁
玉井 真一神田 政幸龍岡 文夫
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2014 年 52 巻 10 号 p. 892-898

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抄録

従来,盛土に隣接する橋梁は橋台と橋桁の組合せで建設されてきたが,盛土の沈下や支承部の維持管理といった問題があった。地盤工学的アプローチとして盛土を補強土として橋台躯体と一体化した補強土橋台が,橋梁工学的アプローチとして橋台と橋桁を一体化したインテグラル橋梁が問題解決策として開発されてきたが,双方とも問題の全てを解決するものではなかった。補強盛土一体橋梁は,補強土橋台とインテグラル橋台を融合させた新形式の橋梁であり,橋台,橋桁,盛土の三者が一体化されている。このため,従来型橋台と比較して橋桁の支持性能,耐震性,維持管理性と経済性に優れている。本稿では補強盛土一体橋梁の原理と施工例について紹介する。

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© 2014 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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