抄録
近年の劣化・経年損傷や各種の事故等の頻発に伴って,コンクリート構造物の維持管理の重要性が指摘され,点検・診断のための技術と制度の整備は急務と考えられている。インフラ施設の維持管理の観点に鑑みれば,既に劣化・損傷の発現している構造物の診断(Diagnosis)のみならず,「人間ドック」のようなPrognosis(予後)を目的とした点検・評価技術の開発と制度の確立が必要と考えられる。そこで,コンクリート構造物のための「インフラドック」を提案し,JCI-TC 125 FS:コンクリート構造物のインフラドック構築フィージビリティ調査研究委員会の活動を行った。その成果として提案したインフラドックの内容について解説する。