マスコンクリートのひび割れ制御指針改訂に向けた調査研究概要

抄録

マスコンクリートのひび割れ制御指針改訂委員会では，2016 年の制御指針の改訂を目指して，活動を進めている。改訂のための主たる検討内容は，コンクリートの若材齢物性の評価式の充実，温度ひび割れ指数の簡易評価式の精度向上，Delayed Ettringite Formation（DEF：エトリンガイトの遅延生成）の取り込み，海外における物性評価や施工方法の情報収集，我が国と海外の規格，基準の相違の明格化等である。これらに関する委員会活動経過の概要を紹介する。