コンクリート工学
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工事記録
海上に位置する大規模鋼管矢板基礎における橋脚躯体の高耐久化と生産性向上に向けた取組み
高柳 達徳合樂 将三小林 裕手間本 康一
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2018 年 56 巻 8 号 p. 647-653

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抄録

「国道45号気仙沼湾横断橋 小々汐地区下部工工事」は,海上に位置する橋脚を構築する工事である。橋脚の基礎形式は国内最大級の鋼管矢板基礎であり,頂版と橋脚はマスコンクリートである。本工事では,躯体構築における品質および生産向上を目的に仮閉め切り支保工をトラス化している。本稿では,海上におけるマスコンクリートの配合検討や打込み方法などの品質向上に向けた取組みとトラス型支保工によって得た大開口化の利点を活用した生産性向上に向けた取組みの施工実績について報告する。

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© 2018 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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