2019 年 57 巻 10 号 p. 771-776
2016年4月にJIS A 5011-2「コンクリート用スラグ骨材-第2部:フェロニッケル骨材」およびJIS A 5011-3「同第3部:銅スラグ骨材」が改正され,環境安全品質の規定が導入されるとともに,フェロニッケルスラグ粗骨材の規定が追加された。本稿では,この改正に対応し,かつ,最近の研究成果を取り入れて改定された日本建築学会の「フェロニッケルスラグ骨材または銅スラグ細骨材を使用するコンクリートの調合設計・製造・施工指針・同解説」の概要を示している。