2021 年 59 巻 8 号 p. 673-678
2013年に開発した3時間で脱型・吊上げ可能な超速硬コンクリートの特性を生かし,作業所でコンクリート部材を作製するサイトプレキャストコンクリートに初適用した。型枠を早期脱型することで1日2回転の急速施工が可能となり,型枠回転数の向上により型枠数の低減を図った。また,午前にコンクリートを打ち込んだ部材を3時間後に脱型し,午後に取付けを行うことで,プレキャスト部材のストックヤード縮小を達成した。本技術の適用により狭小地でも手軽にサイトプレキャスト計画が適用でき,大幅な生産性向上を図ることが可能になった。一連の工事による材料特性の改良から1日での製造・取付けサイクルまでを紹介する。