コンクリート工学
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超遅延性減水剤を用いた冷凍倉庫のコンクリート施工
酒井 実金岡 伸幸河原 由史星原 孝一嵩 英雄和泉 意登志
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1981 年 19 巻 6 号 p. 19-26

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抄録

本稿は, 冷凍倉庫の建築工事のうち, 主として超凝結遅延剤を用いて有害なコールドジョイントの発生を防止したコンクリート工事について報告するものである。冷凍倉庫は高い気密性が要求され, 外壁のコールドジョイントは建物の機能上致命的な欠陥となる。当建物は階高が大きく, コンクリート工事が夏季に行われるという条件にあり, 通常のコンクリート施工ではコールドジョイントが発生することが予測された。このため, コールドジョイントの発生を防止するコンクリートの打設方法として, 超遅延性減水剤のおくれ添加による水平打継工法を開発し, 実施工において良好な結果を得た。本稿はこの工法を適用するために行った諸実験及び施工実績について紹介する。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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