1982 年 20 巻 2 号 p. 22-26
横方向緊張材が偏心して配置されているプレストレストコンクリート格子げたにおいて, プレストレッシングによる不静定が剛支承上及びたわみ性のある橋脚に支持された格子げたの応力に及ぼす影響については既に明らかにしたが, 本稿では更に格子げたが, ゴム支承のような弾性沈下が大きいと思われる支承に支持される場合に, 横方向プレストレッシングによる二次的な応力が剛支承上格子げたに比べてかなり小さくなることも予想されるので, これについて検討を加え論述したものである。