コンクリート工学
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鋼橋 RC 床版のひびわれと膨張コシクリートによる対策工
長崎自動車道・多良見橋の追跡調査
豊福 俊泰西田 厳鶴窪 広洋
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1986 年 24 巻 2 号 p. 18-29

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抄録
鋼道路橋鉄筋コンクリート床版のひびわれ損傷対策として, 膨張コンクリートを長崎自動車道多良見橋 (鋼4径間連続非合成鈑げた橋) の床版に適用し, 約2年半にわたってひびわれ発生状況, ひずみ変化, 乾燥収縮, 温度変化等を追跡調査した結果を報告するものである。この結果, 膨張コンクリート床版は, 普通コンクリート床版と比較してひびわれがきわめて少ないこと, ひびわれ発生の主な原因は温度変化および乾燥収縮によって生ずる床版のそりに対する主げたの拘束であることが判明した。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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