コンクリート工学
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分離低減型水中コンクリートによるマスコンクリートの施工
徳永 忠彦長谷川 義矩広林 日出男竪川 孝生
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1986 年 24 巻 9 号 p. 43-51

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抄録

分離低減型水中コンクリートのもつ, 水中での強度低下が少なく品質が均一で施工性に優れている, 周辺の水質を汚濁することなく施工できる等の特徴を生かし, 設置ケーソン工法による橋りょう下部工の施工を行った。本工事は, 設置ケーソン工法に分離低減型水中コンクリートを大量に使用した初めてのケースである。本稿は, 施工に際し行ったコンクリートの流動勾配の調査, コンクリートの水和熱による温度上昇の計測, コンクリートプラント船の施工能率調査等の調査結果を中心に報告するものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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