1988 年 26 巻 12 号 p. 22-29
新十勝大橋は, 一級河川十勝川をまたぐ橋長 755m の長大橋であり, 主径間に長大支間の変断面 PC 箱げたを計画したことから, 橋脚にっいては, 大きな支持力の得られるニューマチックピアケーソンエ法を選定した。このため, 橋脚は大型化し, フーチング部のコンクリートの打設量が 4556m3 となることから, マスコンクリートとしての対策が必要となった。一方, 施工期間が最低気温約 -30℃という厳冬期に該当することから, 寒中コンクリートとしての対策も必要となった。本報告では, 施工時に実施したひびわれ対策の概要, および, 実測した内部温度, ひびわれ等に関する検討結果にっいて述べる。