コンクリート工学
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CFRP製緊張材使用ポストテンション方式PCげたのスラブ橋耳げたへの適用例
道路橋・撥川南橋の建設
坂井 廣道谷木 謙介古賀 政二郎川本 幸広
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1990 年 28 巻 11 号 p. 14-24

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抄録

今日, 新素材適用分野開拓の一環に, その特性である非発せい, 非磁性を利用するプレストレストコンクリート(PC)げたへの適用研究がある。新素材をポストテンション方式PCげたへ適用するにあたっては, 新素材の加工性, くさび式定着具の作業性, 緊張力分布仮定に係る諸係数の設定, 緊張力とコンクリート応力度の長期変化など, 設計・施工上, 多くの問題がある。本報告は, 炭素繊維補強プラスチック(CFRP)ロッド製緊張材を用いたポストテンション方式PCげたをスラブ橋の耳げたに適用した, 道路1等橋規格・撥川南橋の設計・施工, および, 関連して実施した緊張試験, けたの載荷試験, 橋りょう載荷試験, 長期的挙動変化調査等の概要について述べたものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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