コンクリート工学
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ラーメンプレハブ工法による高層ホテルの建設
エアロビクスシティスポーツホテル
大庭 浩岩部 直征徳永 優宮森 金栄
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1990 年 28 巻 4 号 p. 53-60

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抄録
ラーメン系のPCa工法であるTO-RPC工法は, 本誌1985年5月号に報告したとおり戸田建設筑波技術研究所一般実験棟での施工実績をもっが, 今回紹介するエアロビクスシティスポーツホテルの設計・施工では, この工法を高層建築に対応すべく計画し, 構造実験を行い, 施工して, 所定の成果をあげている。当プロジェクトは, 基準階面積約800m2の純ラーメン構造であり, 地下1階~地上7階まではSRC造で, 地上8階~16階にはTO-RPC工法を採用している。TO-RPC工法部では, 柱は現場打ちコンクリート造, 大ばりはPCa部材, スラブは主にハーフPCa板による合成床板とし, コア部では, スラブはデッキ+トッピングコンクリート, 小ばりはS造とした。施工は実働8日/階で行われ, 現場技能工の省力化および山ならしに寄与している。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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