コンクリート工学
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ポンプ圧送による高強度コンクリート (σck=600kgf/cm2) の施工
青森大橋(仮称)主塔
石橋 忠良吉田 彦三郎大庭 光商竹内 研一
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1990 年 28 巻 5 号 p. 59-70

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抄録

本橋の主塔部には, 設計基準強度σck=600kgf/cm2の高強度コンクリートが採用されている。主塔最上部は地上約80mに及び, コンクリートはすべてポンプ圧送により打設される。コンクリートには混和剤として高性能AE減水剤が使用され, 単位水量135kg/m3で所要のワーカビリチーを確保している。実施工にあたり, 高性能AE減水剤の工場添加によるコンクリートの品質確保およびポンプによる高所圧送性の確保が重要なポイントとなった。本稿は, 現在までの実施工におけるコンクリートの品質管理およびポンプ圧送における圧力測定結果について述べたものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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