コンクリート工学
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コンファインドコンクリートの研究の現状
崎野 健治
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1992 年 30 巻 12 号 p. 5-12

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抄録

コンクリートは横方向の広がりが横補強筋で拘束されると, 強度および靱性が上昇する。このようなコンクリートはコンファインドコンクリートと呼ばれる。コンクリートの強度および靱性の上昇は, 柱あるいははり部材に生じる塑性ヒンジの曲げ耐力, 回転能力の上昇, ひいてはエネルギー吸収性能の改善をもたらすことから, コンファインドコンクリートに関しては国内・国外で古くから多くの研究がなされている。本解説はコンファインドコンクリートの強度および変形能力の定量的評価に関する研究の歴史について述べたものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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