コンクリート工学
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飛鳥山トンネルにおける高流動コンクリートの採用
パイプルーフに近接したトンネル躯体工における頂版の施工とコンクリートの品質管理
久保田 強小森 和男藤井 泰一三浦 律彦
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1995 年 33 巻 5 号 p. 52-60

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抄録

首都高速中央環状王子線の飛鳥山トンネル新設工事における街路交差点下のトンネル躯体工は, 仮設のパイプルーフ直下に近接施工するもので, 多数のH鋼等が障害となり頂版コンクリートの打設が困難な状況にあった。そこで, 頂版のコンクリートに高流動コンクリートを採用し, 締固めが不可能な状況の中でも完全な充てんが得られるように頂版の施工を行うこととした。本稿では, 工事の概要と高流動コンクリートの配合選定の手法, および打設時の品質管理結果について述べるものである。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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