コンクリート工学
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常陸那珂港東防波堤の建設工事
北畑 正記渡部 富博五木田 好成
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1995 年 33 巻 6 号 p. 25-35

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抄録
常陸那珂港は北関東の流通拠点および, 首都圏への電力を供給するエネルギー港湾として整備が進められている。沖合約2.5kmに建設している東防波堤は, 常陸那珂港前面を遮蔽する基幹の外郭施設として計画され, 平成4年の着工以来早期完成をめざしている。防波堤の構造は水深約25mに設置されるケーソン式混成堤で, 上部工の一部を傾斜させた上部傾斜堤と成っている。ケーソンの諸元は, 30m×25m×22mLBH, 重量約8 000tであり, RC構造として最大級のケーソンである。ケーソン製作には大量急速施工に対処するための鉄骨のユニット化を導入し, コンクリートは一日当り1 100m3(底板打設時)以上の供給を得るため専用のプラントを設置している。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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