コンクリート工学
Online ISSN : 2186-2753
Print ISSN : 0387-1061
ISSN-L : 0387-1061
初期欠陥のない高性能コンクリートの開発
保利 彰宏安藤 哲也小田部 裕一鈴木 康範
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 39 巻 8 号 p. 16-21

詳細
抄録

近年その利用が増大している高強度・高流動コンクリートは, 単位結合材料が多いために水和発熱が大きく, 水結合材比が小さいために自己収縮ひずみが大きくなる傾向が認められている。本研究ではこれらの問題を解決する手段として, 低発熱形のポルトランドセメント, 膨張材および収縮低減剤を併用した高強度・高流動コンクリートを作製し, その物性を把握するとともに, 水和発熱や自己収縮に起因するひび割れへの抵抗性を評価した。

著者関連情報
© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top