コンクリート工学
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鋼製支保工と内巻工を併用したトンネル補強工法の開発
濱田 真佐藤 孝一森 康雄緒方 明彦
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2005 年 43 巻 3 号 p. 19-27

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抄録

過去に施工されたトンネルでは, 様々な不具合が発生している事例が多く, 補修・補強が必要とされることが多い。トンネルの補修・補強工法には, ひび割れ注入, 繊維シート補強, 裏込め充てん, 鋼板補強などの対策が取られている。本報告では, 鋼製支保工と内巻工を組み合わせたトンネル補強工法を提案するとともに, 模擬トンネルを用いた室内実験について述べたものである。室内実験の内容は, 施工性確認実験 (5節), 補強効果を確認するための載荷実験 (6節) である。実験, 解析の結果, 本補強工法の施工性および補強効果を確認することができた。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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