コンクリート工学
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超高強度繊維補強コンクリートを適用した長大スパン・モノレール桁の技術開発
田中 良弘小林 隆石堂 正之大川 真佐雄
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2007 年 45 巻 11 号 p. 27-34

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抄録
超高強度繊維補強コンクリート (Ductal) は, 高強度, 高じん性, 高流動, 高耐久性の特性を持つ材料であり, この新素材を橋梁に適用すれば従来のPC橋梁に比べ自重を20~50%に低減することが可能となる。筆者らは, これまで実施した歩道橋や道路橋の施工実績から得られたDuctalの設計・施工に関する蓄積技術を活用して, モノレール軌道桁の技術開発を行い, 桁長40mのモノレール桁を完成した。開発した桁は, 6個のプレキャスト・セグメントが接合されてボックス断面となる。接合方法の要素実験, プレキャスト・セグメント工法を適用した桁長10mのモノレール桁の施工性能実験, および載荷実験など, 一連の実験・解析により施工・構造性能を検証した。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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