コンクリート工学
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新工法による線状陽極方式電気防食の施工
西湘バイパス槍浪橋塩害補修工事
池谷 公一佐藤 正明石井 浩司関 博
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2008 年 46 巻 11 号 p. 54-59

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抄録

西湘バイパスは, 相模湾沿いに建設された延長約14, 5kmの自動車専用道路であり, 大半は高架形式の橋梁となっている。その一部に位置する槍浪橋は, PC単純T桁が約3.Okmにわたり汀線から30~50mの距離にある。常時, 潮風を受ける塩害環境下にあるため, 飛来塩分による塩害が顕在化し, これまでコンクリート中鋼材の腐食抑制対策として線状陽極による電気防食工法が適用されてきた。今回, 従来の陽極設置方法に改善・改良を加え, 施工に際しての新たな品質管理 (案) も定めて, 新しい施工法 (以下, 新工法と呼ぶ) による電気防食工法の開発を行った。本稿では, その開発概要と槍浪橋で実施した工事内容にっいて述べる。

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