主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 1139-1144
生簀を用いた海面養殖は、沿岸部で集中的に行われているが、沿岸海域の狭隘化や水質汚濁が進んでおり、大幅な増産は期待しにくい状況にある。しかし、世界的に海産資源の需要が増加していることや、食料自給率の向上、さらには水産物生産における国際競争力を強化するため、持続可能な大規模養殖システムの構築が求められている。その実現には、沖合海域での養殖が大きく貢献する可能性があると考えられる。柔軟な網状構造物と生簀枠を一体化した浮沈養殖システムが、浮沈過程において、流速や流向、波浪などの様々な流動環境に対してどの程度影響を受けるかは、まだ具体的には解明されていない。本研究では、有限要素法を用いて浮沈生簀の浮沈制御に関する数値シミュレーションモデルを構築し、静水中、波浪中、および波浪と流れが共存する場における生簀沈下時の姿勢変化を解析した。