カウンセリング研究
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大学生の認知する親の自立促進的態度と心理的自立の関連について
田中 輝美
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2012 年 45 巻 4 号 p. 218-228

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抄録
本研究は,大学生が自分自身の心理的自立に関与したと認知する親の態度を検討することを目的とした。大学生106名の自由記述から項目が収集され,親の自立促進的態度,自立した人物像,および同一性地位に関する質問紙が705名の大学生(男性404名,女性291名,不明10名)に実施された。因子分析の結果,親の自立促進的態度として,「指示の自粛」「掌握の停止」「対等な会話の開始」「生活管理の促し」の4因子が,心理的自立度を測定する自立人物像として,「自己決定」「社会との関係」「他者を通した自己理解」「他者との協調」「自己管理」「感情統制」の6因子がそれぞれ抽出された。次に大学生の心理的自立における親の自立促進的態度の影響を分析したところ,「掌握の停止」が「指示の自粛」に影響を示し,その上で「指示の自粛」は「自己決定」「自己管理」に影響を示した。「対等な会話の開始」については,「感情統制」を除く心理的自立の全体に影響を示した。「生活管理の促し」は「感情管理」に影響を示した。この結果から,本研究で得られた親の態度が,大学生の心理的自立の促進に効果的であることが示唆された。
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© 2012 日本カウンセリング学会
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