カウンセリング研究
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災害後の中長期的な子どもの心身の変化に対応する教師への支援とその体制について
―災害4年後の教師対象の調査から―
小林 朋子
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2013 年 46 巻 1 号 p. 26-42

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抄録
本研究は,災害発生から4年以上が経過した時点で,新潟県中越地震被災地の教師1,033名を対象とした調査を行った。その結果,中学校教師では子どもの無気力,攻撃的な行動や身体症状が多く捉えられていた。小学校教師では,退行や不安に関する行動であった。また中学校教師では,身体反応や家庭での様子に関する心身の変化で「わからない」と答えた教師が多かった。また,教師の中でとまどった経験が多かったのは,攻撃的な行動であった。さらに,自宅が被災した教師では,子どもの身体や家庭での変化を捉えた教師が多かったが,被災していない教師では震災特有の変化や家庭での変化を捉えた教師が少なく,子どもの心身の変化の捉え方が教師の被災経験により異なる場合があることがわかった。さらに,自宅が被災した教師は被災していない教師に比べて,被災経験によって子どもや保護者への対応などに違いがあると感じた経験があると答えていた。その理由として,自身の経験に基づいて子どもや保護者の気持ちを理解できることを最も多く挙げていたが,一方で教師間のコミュニケーションのすれ違いがあったことも明らかにされた。
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© 2013 日本カウンセリング学会
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