都市計画論文集
Print ISSN : 1348-284X
第38回学術研究論文発表会
セッションID: 124
会議情報

篠島における住居表層と街路空間の特性およびその変容に関する研究
*後藤 吉彦木下 光丸茂 弘幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は篠島における漁村集落の空間構成の特性および、その特性がどのように形成され、変容してきたかを考察するものである。また、全国的に多くの地方都市がその個性を失いつつある中で、篠島が現在でもその個性的な集落を維持している要因を考察する。篠島の漁村集落は特徴的な住居表層とセコと呼ばれる狭く曲がりくねった街路空間の形成に代表される。そして住居表層はカコイと呼ばれる壁面の板張り、デマドと呼ばれる街路上に突き出した開口部、色彩豊かな外壁塗装の三要素によって特徴づけられている。

著者関連情報
© 2003 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top