日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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Deep Learningを用いた緑景観評価システムの構築
山森 千紗松尾 薫加我 宏之武田 重昭
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2025 年 23 巻 p. 157-160

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抄録
人間が景観に対して持つ印象は緑視率だけでなく、緑の構図も影響すると考えられる。緑視率はAIを用いて自動算出できる一方で、緑の構図は手作業で分類していた。そこでまずVGG16とResNet50の2種類のCNNによるDeep Learningを用いて、緑の構図を自動分類するモデルを構築した。その結果、VGG16を用いたものが最も高精度となった。次に緑視率と緑の構図が人間の印象に与える影響を明らかにするため、被験者による景観評価実験を実施した。その結果、緑視率18%以上で中央型か両側型だと評価が高くなった。これらの結果より画像の緑景観に対する評価を把握できる緑景観評価システムを構築する基礎的な知見が得られた。
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© 2025 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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