粘土科学討論会講演要旨集
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第48回 粘土科学討論会
セッションID: B2
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モンモリロナイト触媒による高圧下でのペプチド合成
*大原 祥平掛川 武中沢 弘基
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抄録
アミノ酸からタンパク質へと高分子化するための脱水重合反応は、生命の起源を考える上で重要な反応のひとつである。我々のグループではこの反応が地下深部で進行したとする仮説をたて、アミノ酸とモンモリロナイトの混合物に水を加え、高温・高圧下(150℃・100MPa)でのペプチドの生成率を調べた。その結果、含水量10~30wt%ではペプチドが生成するが、40wt%以上ではペプチドがほとんど生成せず、過剰な水の存在がアミノ酸の高分子化を妨げることが明らかとなった。
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© 2004 日本粘土学会
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