主催: 日本粘土学会
共催: 資源・素材学会, 資源地質学会, ゼオライト学会, 地盤工学会, 日本化学会, 日本火山学会, 日本岩石鉱物鉱床学会, 日本鉱物学会, 日本セラミックス協会, 日本セラミックス協会原料部会, 日本第四紀学会, 日本地学教育学会, 日本地球化学会, 日本地質学会, 日本土壌肥料学会, 日本熱測定学会, 日本ペドロジー学会, 農業土木学会
南インドNilambur地域のChaliyar川上流域で採取された砂金について,SEM,SEM-EDS,EPMAによる検討を行った.砂金粒子は激しく溶食された形態と表面組織を示す.溶食孔がラテライト質粘土で充たされ,微細な植物が付着している.多くの砂金粒子は,内部がAuAg合金(3〜19wt%Ag)で,その周囲に高純度の金の層が成長している.また,純金に近い均質な粒子もみられる.これらの砂金は,熱帯の風化変質作用により付近のラテライト中で,初生の自然金から純金化したことが推定される.