抄録
パリゴルスカイトはセピオライトと同様にリボン構造を持つ繊維状を示すMg系粘土鉱物である。リボンを構成するSi-O四面体の反転周期が短いことと、8面体位置にかなりのAlを含む点でセピオライトと異なっている。セピオライトの熱分析においては、結合水の1/2の脱水により結晶構造のフォールディングが起こり、結合水が2段階に脱水することが知られている。しかしながら、パリゴルスカイトの結合水の脱水に関しては未だに不明な点が多く残されている。今回は、中国産の結晶度の高い試料を用いて検討した結果について報告する