粘土科学討論会講演要旨集
Online ISSN : 2433-0582
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第51回 粘土科学討論会発表抄録
セッションID: A12
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蛇紋岩の2つの構成要素と2つの構成部分
蛇紋岩化作用進行時か蛇紋岩化作用停止後か?置換性か沈殿性か?
*加藤 孝幸水落 幸広二ノ宮 淳岡本 征雄佐藤 努
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抄録
蛇紋岩は一般にメッシュ組織として認識される蛇紋岩化作用進行時に形成された置換性のリザルダイトおよび沈澱性のクリソタイル(±ブルーサイト+磁鉄鉱)からなる部分と、約40℃といわれる蛇紋岩化作用下限温度(O'Hanley,1996)以下で生成する置換性の風化鉱物(パイロオーライトやコーリンガイト)および沈澱性のクリソタイル(±ブルーサイト)からなる部分から構成される。半ば蛇紋岩化したかんらん岩に認められる完全蛇紋岩化バンド、複合蛇紋石バンド、偽メッシュ組織などは蛇紋岩化作用下限温度周辺のイベントを示している。
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© 2007 日本粘土学会
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