抄録
タルクは薄い板状粒子で耐熱性にも優れていることから易機械加工性のマシナブルセラミックスの素材として適していると考えられる.そこで,タルクとガラスバルーンを主原料として,これに焼結助剤としてLiClを用いて,低温焼成法により軽量で多孔質のマシナブルセラミックスの作製を試みた.その結果,焼結助剤なしでは1000℃で焼成しても充分焼き固まらなかったが,LiClを添加することにより600℃で目的とする試料が作製できた.得られた各試料について,曲げ強度とマシナビリティを切断および穴開け試験により評価した.