Gallate（没食子酸）／層状複水酸化物複合体の作製と評価

亀島 欣一; 西本 俊介; 三宅 通博

doi:10.11362/cssj2.53.0.46.0

第53回粘土科学討論会

セッションID: B18

DOI https://doi.org/10.11362/cssj2.53.0.46.0

会議情報

主催: 日本粘土学会

共催: 資源・環境関連材料部会, 資源・素材学会, 資源地質学会, ゼオライト学会, 地盤工学会, 日本化学会, 日本火山学会, 日本鉱物科学会, 日本セラミックス協会, 日本第四紀学会, 日本地学教育学会, 日本地球化学会, 日本地質学会, 日本土壌肥料学会, 日本熱測定学会, 日本ペドロジー学会, 農業農村工学会, 岩手大学工学部

Gallate（没食子酸）／層状複水酸化物複合体の作製と評価

*亀島欣一, 西本俊介, 三宅通博

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キーワード: 層状複水酸化物, 没食子酸, ポリフェノール, 有機・無機複合材料, 層間導入

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抄録

没食子酸／LDH複合体の可能性について調査した．出発原料に市販の合成ハイドロタルサイト，没食子酸・一水和物（関東化学製）を用い，没食子酸ナトリウム塩を調製した．熱分解LDHと1～100mMの溶液を24時間反応させ，没食子酸/LDH複合体が得られた．1mMでは003ピークの強度が低下した．10mMでは結晶性の低いピークが得られた．003ピークは出発試料の0.76nmから1.08nmに大きく拡がった．没食子基がLDH層間に導入されたためと考えられる．複合体のFTIRスペクトルで1500-1600cm^-1の吸収が濃度に応じて増加した．従って，没食子酸／LDH複合体が作製できることが示された．

責任著者(Corresponding author)

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