粘土科学討論会講演要旨集
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第54回粘土科学討論会発表抄録
セッションID: P01
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中部カンボジア産粘土の諸特性
*ブン キム ヌンモハマド ハマリザアーマド ザイナル アリフィン岡田 清
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抄録
 カンボジアの中部にはメコン川やトンレサップ川などがながれ,周辺の後背地からの表土などの流入により粘土-シルト質の堆積層が発達している.そこで,これらの堆積性粘土資源に対して調査した.化学組成的にはFe成分が10 mass%程度と多く含まれていた.粒度構成的にはシルト画分が最も多く,粘土画分にはクロライトとカオリン鉱物が主体で,可塑性は良好であった.焼成実験では,C2試料は1200℃でほぼ焼結したが,粘土画分の少ないC1試料は3%程度の吸水率が残った.
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© 2010 日本粘土学会
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