日本作物学会中国支部研究集録
Online ISSN : 2433-2968
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水稲育苗箱全量施肥技術の中生品種「せとむすめ」に対する適応性
前岡 庸介藤岡 正美
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1997 年 38 巻 p. 58-59

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抄録
稲作では施肥を他の作業と複合化して省力化を図る技術として、穂肥を省略する被覆尿素肥料の基肥全量施用や、田植え作業と施肥を複合化する側条施肥等があるが、前者は従来の技術同様に田植え、代かき作業と競合し、後者の方法では降雨があると施肥が困難になるなど幾つか解決すべき問題をはらんでいる。これらを解決する施肥技術として、本田に施用する被覆尿素肥料を育苗時に粒状培土と混和し、育苗箱に全量施肥する方法がある。本試験では育苗箱全量施肥を行った場合の苗及び本田での生育、収量に及ぼす影響について検討した。
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© 1997 日本作物学会中国支部
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