2012 年 3 巻 2 号 p. 2_133-2_137
平成23年3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が発生した。数え切れない物的、人的被害が発生し、これまでの様々な経験が覆されるほどの衝撃的な出来事であった。幸いなことに、キャンパス内での人的被害は免れたものの、発生から一年以上が経過した現在も、当研究科は復興の途上にある。
震災から得た教訓は多く、少しずつだが着実に私たちの防災意識を変化させている。今回は震災時の人々の行動、現在の状況、そしてそれらを通してみえてきた今後の課題について報告する。