Drug Delivery System
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特集 “日本のトランスレーショナルリサーチをどう進めるか” 編集:前田 浩
薬物代謝の動物種差
動物のデータはヒトにどこまで迫れるか
今井 輝子
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2007 年 22 巻 1 号 p. 48-53

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抄録
医薬品の開発においては,ヒト臨床試験に先立ち,動物実験で安全性・有効性が確認される.しかしながら,ヒトと実験動物の体内動態には相違があり,動物実験の結果をヒトに反映できないことがある.その原因の一つとして,主な消失過程である代謝の経路および速度がヒトと異なることがあげられる.本稿では薬物代謝の動物種差について説明し,ヒトにおける体内動態を予測するための試みを紹介する.
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© 2007 日本DDS学会
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