Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
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ISSN-L : 0913-5006
最新号
科学技術が拓くDDS
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
年頭にあたって
特集 “科学技術が拓くDDS”  編集:横山昌幸・白石貢一
  • 横山 昌幸
    2021 年 36 巻 1 号 p. 7
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
  • 藤嶋 昭
    2021 年 36 巻 1 号 p. 8
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
  • 石黒 斉, 砂田 香矢乃, 永井 武, 濱田 健吾, 青木 大輔, 落合 剛
    2021 年 36 巻 1 号 p. 10-17
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
    さまざまな材料がDDSとして開発されており、その応用がされている。これらの中で、光触媒はDDSの材料として、非常に魅力的な材料の1つである。その大きな理由として、光触媒として使用されている酸化チタンは生体に安全性をもつ物質であり、さらにさまざまな修飾を施すことが可能であることがあげられる。このような特徴により、安全性を保ちながら、磁性体を組み合わせること、標的とした臓器、部位に集積させることができ、さらに光触媒反応によって、薬剤の放出、光触媒反応による直接的な治療を行うことも可能となっている。本稿では、このような光触媒材料のDDSとしての可能性、および光触媒材料の医療応用としての可能性について、紹介する。
  • 清水 達也
    2021 年 36 巻 1 号 p. 18-27
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
    再生医療を牽引してきたティッシュエンジニアリング(組織工学)は多様化しており、さまざまのアプローチが開発されている。当研究所では「温度応答性培養皿」を用いて、温度を下げるだけで細胞をシート状に回収、単層あるいは積層化して3次元化した組織を移植するという独自の手法「細胞シート工学」を開発してきた。すでに7つの領域で細胞シート移植による再生治療が臨床応用されている。また細胞シート積層化により心筋組織を代表とする機能的な立体組織の構築を実現、血管網付与技術によるスケールアップに挑戦している。さらに細胞シート工学は、創薬・疾患研究に必要な組織モデルの構築や近年話題となっている培養肉の生産にも応用されており、未来に向けた新たな展開も始まっている。
  • 眞鍋 史乃, 廣瀬 賢治
    2021 年 36 巻 1 号 p. 28-39
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
    抗体−薬物複合体(ADC)は、抗体に毒性の強い低分子化合物を結合させた化合物である。患部に適切に低分子化合物を送達させることにより、その治療域を拡大するため、次世代抗体医薬品としての期待が高く、認可されたADCの数も増えている。本稿では、ADCの開発に活かされた化学について、合成化学、分析化学の両面から概説する。抗体に低分子化合物を付加させる場合、クラシカルなタンパク質修飾の手法では、多種多様のADCが生成してしまう。再現性や治療域の拡大を目的とした第2世代ADCの開発を目的として、均一構造のADCの合成手法の探索が行われている。搭載薬物を放出するためのリンカーの種類も増えてきた。合成されたADCの詳細な品質評価には、高性能な分離分析技術が必要となる。超高性能液体クロマトグラフィーや高分解能質量分析法による構造解析についても述べる。
  • 西川 元也, 吉岡 志剛, 長岡 誠, 草森 浩輔
    2021 年 36 巻 1 号 p. 40-50
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
    核酸医薬品の実用化が急速に進み、ギャップマー型アンチセンス核酸(ASO)、スプライシング制御型ASO、ナノ粒子化あるいはN-アセチルガラクトサミン(GalNAc)結合siRNA、CpGオリゴが近年上市された。これらの核酸医薬品は、水溶性高分子という共通点のほかは、標的細胞や標的分子、投与経路、体内動態などの点で異なる。標的部位に到達した核酸医薬品のみが薬効を発揮するため、核酸医薬品の体内動態制御は最重要課題の1つである。タンパク結合は、核酸医薬品の体内動態や毒性発現に重要であるが、必ずしも最適化されていない。標的指向化にはリガンド修飾が有用であり、GalNAc修飾が肝細胞へのsiRNAの送達に実用化されている。本稿では、核酸医薬品開発の現状と核酸医薬品の適応拡大に向けたDDSの可能性について論じる。
  • 浦野 泰照
    2021 年 36 巻 1 号 p. 51-66
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/04/25
    ジャーナル フリー
    本稿では、筆者らが確立した独自の蛍光プローブ精密設計法を活用して開発した、がん部位を見分けて蛍光特性が大きく変化するactivatable型(非DDS型)迅速蛍光プローブを紹介する。開発したプローブの中には、動物実験レベルを越えて、実際の患者さんの自然発症がんにも十分有効であることが明らかとなったものもあり、実臨床現場での使用を目指してこれまでに数個のプローブの臨床開発がスタートし、中にはfirst in human試験が開始されたものも出てきた。術者が治療すべきがん部位を明確に判断でき、的確な蛍光内視鏡下手術、あるいは開腹外科手術が可能となる日も近いものと大いに期待している。本稿ではさらに、非DDS型プローブ技術とDDS技術の組み合わせによるがん医療技術の将来像についても、筆者の考えも簡単にまとめてみた。
[連載]DDSの「ちょっとした」技術・知識
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