Drug Delivery System
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アルギン酸ゲルビーズへの水溶性薬物の固定化とその放出挙動
村田 慶史片山 宣江梶田 貴司宮本 悦子河島 進
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1997 年 12 巻 1 号 p. 49-55

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抄録
水溶性薬物の一種であるサリチル酸ナトリウムのアルギン酸ゲルビーズへの固定化と, そこからの薬物放出挙動について検討した. ゲルビーズ調製時間の増加とともに, ゲル内に同定化される薬物量は徐々に減少した. 低分子量のアルギン酸で調製したゲルビーズは, 高分子量のものより薬物固定化量は多かった. さらに, 低分子量アルギン酸ゲルビーズからの薬物の初期放出量は, 高分子量のものより低かった. この初期放出量の抑制は, ガラクツロン酸のゲル添加においても認められたが, それは初期放出速度定数にはほとんど影響を与えなかった. より水溶性の低いアセトアミノフェンやケトプロフェンでは, サリチル酸とは異なる放出挙動を示した.
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