Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
アルギン酸カルシウムゲルによるin vitroにおけるジクロフェナクの徐放化
村田 慶史前田 忠士宮本 悦子山本 隆村田 克巳河島 進
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 8 巻 3 号 p. 199-203

詳細
抄録
アルギン酸ゲルビーズ内へのジクロフェナク(DF)の固定化とそこからのin vitroにおける徐放性を検討した. ハイドロゲルピーズに保持された薬物は徐々に放出され, 含有量の約80%が60分程度で放出された. DFの放出はアルギン酸の分子量あるいはゲルビーズの調整時間には影響されなかった. また, その放出量とゲルビーズ自身の崩壊との間には関連性は認められなかった. 乾燥ゲルピーズからのDF放出曲線はハイドロゲルのそれと類似していた.
著者関連情報
© 日本DDS学会
前の記事 次の記事
feedback
Top