昭和歯学会雑誌
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欠損歯列における下顎「支持域」の回復 (第8報)
遊離端義歯における人工歯排列と義歯の機能について
五十嵐 順正河田 守弘依田 慶正芝 〓彦
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1990 年 10 巻 3 号 p. 255-263

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抄録
上下顎とも遊離端欠損を有する患者において遊離端部の人工歯排列を第2大臼歯までとするか, または第1大臼歯までに留めるかは見解の分かれるところでる.そこで, 本研究では被験者5名において人工歯列による下顎の支持機能, 咀特効率, 維持歯の負荷の3者を相互に検討した.その結果, 両条件下では下顎の支持機能には大差はないが, 咀噛効率, 維持歯の負荷には差違のあることが示された.
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